小論文が試験に課せられる理由

小論文が高校受験や大学受験の選抜試験に一般教科入試とともに含まれるようになって来ました。今では中学入試にも作文を課す学校も増えてきました。また就職試験や資格試験においても小論文対策は必須のものとなっています。
小論文を書く」というと、あなたは何を感じますか?「小論文書くのが大好き!」という人ももちろんいるでしょうが、大多数の人が苦手意識を持っているのではないでしょうか。
それは一体なぜなのでしょうか。確かに小論文作文とは違い、好きなことを思いつくままに書く、ということではありません。
しかし、書き方はそんなに難しいものではないことも確かです。ちょっとしたコツさえ掴めれば、ね。
もしかしたら、あまり小論文のことをわからないままに苦手意識を持っているのかもしれませんね。
必要なのは「慣れる」ということです。「好きなように書けない」のであれば、その書き方をマスターすればよいのです。
もちろん数学のように、小論文の答えは一つではありません。だからこそ、色々に書くことができますし、あなたの色を出すことができるのです。
言い換えれば、あなたの意見主張方を学校や企業に知ってもらうのにこれほど適した問題はない、ということですよね。
あなたという人間の素晴らしさ、その意見主張をアピールする絶好の機会なのです。
高校や大学入試などで実施した学校も多いでしょうが、就職にも小論文は試験として出されることが多くなっています。
学校や企業にとっては唯一その人の「人となり」が知れるものなのですから、当然かもしれませんが。

小論文の出題タイプ1・テーマ型

小論文に、大きく分けてテーマ型,課題文型,図表型の3つのタイプの出題形式が見受けられます。
テーマ
入試や入社試験と併用して小論文が出題されるケースには、このタイプが一番多いのではないでしょうか。
入試や入社させる側の学校や企業も、出題しやすいと思われます。
一つのテーマが与えられ、それについてのあなたの意見主張を問うものです。
例としてあげると、「最近あなたが気になったニュースを一つあげ、そのことについてあなたの意見主張を述べなさい」「あなたが挑戦したいと思っていることを一つあげ、述べなさい」などなどです。
入試や入社試験としては、「この会社に入って取り組みたいと思うことを一つあげ、抱負を述べなさい」などのような出題もあるかもしれませんね。
このタイプのテーマはいくらでもあります。
ここで注意すべきことは、まず問題文をよく読む、ということです。
「一つあげ」と出題してあるのに、やる気を見せるためにいくつも挙げる。もうこれだけで出題の意図から外れていますからアウトです。
私が採点者であれば、書き方はいくらよくてもここでかなりの減点とします。
小論文の出題テーマはどれも同じである、などと簡単に意見や主張て問題文を軽くとらえることは危険なことです。人は思い込みやすいものですからね。
必ず問題文をよくよんで、指示にしたがって論を展開していきましょう。
問題文を読む、ということが良い小論文の書き方の第一歩となるのです。

小論文の出題タイプ2・課題文型

小論文の出題タイプの中でテーマ型ほど多くはないかもしれませんが、このタイプも書き方を知る上で無視はできません。
課題文型とは、添えられている課題文を読んで、そのことについての出題に答えていく小論文です。
朝日新聞の「天声人語」などを課題文として答えさせることも多いと思われます。
入試や入社させたい学校や企業が一番この意見や主張を読み取るのに適している、と思っている課題文が選ばれますから、それをあてる必要などはまったくありません。
本や解説文などありとあらゆるところから引っ張ってこられるわけですからね。
大切なことは課題文をしっかり読む。そして筆者が一番言いたいことであろうところに線をひっぱります。
そのうえで今度は問題文を読んで、やはり「あなたの意見主張」をしっかり述べていきましょう。
課題文をふまえたうえで、あなたの意見主張を述べることが重要です。課題文を無視してしまったのでは、減点の対象になります。
少し長くなりますが、例を挙げて説明していきましょう。
「プレッシャーについて」ということで、筆者は「頑張れ」という言葉が「プレッシャーになるのでよくない」と述べてある課題文があるとします。
そして問題文は「この課題文をふまえたうえで頑張れ、という言葉に対するあなたの意見主張を示しなさい」だったとします。
そのように出題されているのに、「私は頑張れという言葉はよいと思う」とだけ示して論を展開してしまったとしたら、課題文をふまえているとは言えません。
あくまでも課題文ではプレッシャーになると書いてあるのです。
その意見と反対の意見を示すのであれば、筆者の意見を論破していかなければなりません。
当たり前のようですが、課題文型の小論文では、このように課題文を無視して書いている人がかなりの数いるのですよ。書き方に気をつけて入試や入社に向けてがんばりましょう。

Copyright © 2007 試験に合格する小論文